7. 住民税非課税世帯の「収入目安」を見る(神戸市のケース)
住民税の非課税基準は、「同一生計配偶者や扶養親族の人数」に加え、収入の種類によっても変わります。
所得は、収入から各種控除を差し引いた金額で計算されるため、神戸市ではこの基準を収入ベースに置き換えて確認することができます。
単身世帯
合計所得金額が45万円以下になる方
- 給与収入のみで収入金額が100万円以下
- 年金収入のみで収入金額が155万円以下(65歳以上)
- 年金収入のみで収入金額が105万円以下(65歳未満)
同一生計配偶者か扶養家族が1名いる場合
合計所得金額が101万円以下になる方
- 給与収入のみで収入金額が156万円以下の方
- 年金収入のみで収入金額が211万円以下の方(65歳以上)
- 年金収入のみで収入金額が171万3333円以下の方(65歳未満)
単身世帯では、給与収入が100万円以下、または65歳以上で年金収入のみの場合は155万円以下であれば、住民税は非課税となります。
同一生計配偶者や扶養親族がいる世帯では、この非課税となる収入の目安が引き上げられます。
特に65歳以上で年金収入のみの世帯では211万円以下が基準となり、単身世帯と比べて大きく緩和されていることがわかります。
このように、世帯構成や収入の種類によって、住民税の課税状況は変化します。