2025年10月4日、高市早苗氏が新総裁として就任会見を行い、経済政策「給付付き税額控除」について、党内で具体化に向けた検討を進める方針を示しました。
高市総裁はこの制度を「社会保険料の逆進性、つまり低所得者ほど負担が重くなる構造を踏まえ、中・低所得層を最も効果的に支援できる仕組み」と説明しています。
この政策が注目される最大の理由は、従来の減税では恩恵を受けにくかった世帯、すなわち所得税を納めていない人にも現金で支援が届く点にあります。さらに、高所得者層との公平性にも配慮した設計となっていることが、税制改革としての大きな特徴です。
では、この「給付付き税額控除」が導入されると、私たちの暮らしにはどのような変化が生まれるのでしょうか。
本記事では、制度の仕組みと導入の目的をわかりやすく解説します。加えて、現在各自治体で手続きが進められている「定額減税補足給付金(不足額給付)」についても詳しく取り上げます。
著者
ファイナンシャルアドバイザー。京都教育大学卒業後、SMBC日興証券株式会社に入社。個人・法人の資産運用コンサルティング業務に従事。「株式・投資信託・債券」などを中心とした資産運用や、保険商品を活用した相続対策など、お金に関するトータルサポートをおこなった。現在は金融IT企業で個人向け資産運用のコンサルティング業務を行う。一種外務員資格(証券外務員資格)、AFP(Affiliated Financial Planner)保有。また、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト「LIMO&ファイナンス」でも執筆を行う。(2026年7月11日更新)
監修者
マネー編集部社会保障班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに社会保障制度や社会福祉、公的扶助、保険医療などをテーマに関する記事を執筆・編集・公開している。
マネー編集部社会保障班は、地方自治体職員出身の太田彩子、日本生命保険相互会社出身の村岸理美、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子など、豊富な経験と知識を有した編集者で構成されている。表彰歴多数の編集者も複数在籍。「国民健康保険」「後期高齢者医療制度」「福祉医療」等の業務や、国民健康保険料の賦課、保険料徴収、高額療養費制度などの給付、国民年金や国民健康保険への資格切り替え、補助金申請等の業務を担った実務経験者も在籍している。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年8月26日)