3. 子ども・子育て支援金の徴収で「保険料はいくら高くなる?」

子ども・子育て支援金の徴収がスタートすることで、2026年度から保険料は月額いくら増えるのでしょうか。

こども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室「子ども・子育て支援金制度について」によると、後期高齢者医療保険料の一人当たりの「子ども・子育て支援金」としての負担見込み額は以下の通りです。

子ども・子育て支援金制度について「医療保険加入者1人当たり支援金額の目安」

子ども・子育て支援金制度について「医療保険加入者1人当たり支援金額の目安」

出所:こども家庭庁長官官房総務課支援金制度等準備室「子ども・子育て支援金制度について」

3.1 【後期高齢者医療制度】加入者1人あたりの支援金額(見込額)

年度:見込み額

  • 2026年度:月額200円
  • 2027年度:月額250円
  • 2028年度:月額350円

子ども・子育て支援金の負担額は、段階的に引き上げられていく予定です。

ただし、提示されているのはあくまでも「加入者1人当たりの支援金額」としての見込み額になります。

4. 窓口の自己負担割合の増加・保険料の増加に備えよう

Doidam 10/shutterstock.com

今後は、医療費の窓口負担割合の見直しや、子ども・子育て支援金に伴う保険料の上乗せなど、医療にかかる自己負担は少しずつ増えていく見込みです。

大きな負担増ではなくても、長期的に見れば家計への影響は無視できません。

日常の生活費や将来の医療費を見据えて、無理のない範囲で備えておくことが大切です。

制度の仕組みを正しく理解し、必要に応じて家計や資産形成の見直しを進めていきましょう。

参考資料

苛原 寛