3.2 「働けるうちはいつまでも働きたい」人が多い傾向に

「何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか」という問いに対し、「働けるうちはいつまでも」と回答した方は全体で22.4%を占めています。

また、収入のある仕事をしている方については、33.5%が「働けるうちはいつまでも」と回答していることがわかりました。

何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか

何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか

出所:内閣府「令和7年版高齢社会白書」

年齢ごとの結果は以下の通りです。

何歳ごろまで収入を伴う仕事をしたいか(全体の回答)

  • 65歳くらいまで:23.7%
  • 70歳くらいまで:20.0%
  • 75歳くらいまで:13.7%
  • 80歳くらいまで:5.3%
  • 働けるうちはいつまでも:22.4%
  • 仕事をしたいとは思わない:11.3%
  • 不明・無回答:3.6%

「75歳くらいまで」が13.7%、「80歳くらいまで」が5.3%という回答率となっており、高齢になっても働く意欲のある方が少なくないことがわかります。

3.3 「家計の心配はない、または少ない」世帯が多い

内閣府の同調査で60歳以上の方に経済的な暮らし向きについて尋ねたところ、「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」方が51.1%と半数以上を占めている結果となりました。

60歳以上の方の経済的な暮らし向き

60歳以上の方の経済的な暮らし向き

出所:内閣府「令和7年版高齢社会白書」

「家計にゆとりがあり、まったく心配なく暮らしている」と回答した方と「家計にあまりゆとりはないが、それほど心配なく暮らしている」と回答した方の合計は以下の通りです。

  • 65歳〜69歳:66.9%
  • 74歳〜74歳:62.8%
  • 75歳〜79歳:67.4%

経済的な心配がない、またはほとんどない方が6割〜7割近くを占めていることがわかります。

公的年金を受給しつつ就労収入を得ることで、経済的な余裕ができ、資金面で不安の少ない生活を送れていると考えられます。