3. 「令和7年版高齢社会白書」で見る高齢者の就業状況や意識
内閣府の令和7年版高齢社会白書をもとに、現在の「高齢者の就業状況」や「生活に対する意識」について見ていきましょう。
3.1 65歳以上も働く人は年々増加している
内閣府の令和7年版高齢社会白書によると、労働力人口全体に占める65歳以上の方の割合は13.6%となっており、年々上昇傾向にあります。
また、65歳以上の就業率も、長期的に上昇傾向が続いています。
65歳~69歳「就業率の推移」
西暦:就業者数・就業率
- 2014年:40.1%
- 2016年:42.8%
- 2018年:46.6%
- 2020年:49.6%
- 2022年:50.8%
- 2024年:53.6%
2024年度の就業率は、65歳〜69歳が53.6%、70歳〜74歳が35.1%、75歳以上が12.0%という結果です。
60歳代後半の約半数が、70歳代前半の約35%が就業していることになります。