5. 生活保護の手続きの流れ
生活保護を申請する際の流れは、以下のとおりです。
- 福祉事務所で相談する
- 申請書を提出する
- 調査・家庭訪問を受ける
- 審査・決定を受ける
- 支給・ケースワーカーの支援を受ける
まず、居住地を管轄する福祉事務所の窓口で生活保護を検討している旨を伝えましょう。 世帯の収入や資産状況、他の制度活用の可能性などを確認したうえで、申請すべきかどうかを検討します。
保護を希望する場合、申請書に必要事項を記入し提出します。申請後は自治体の担当職員(ケースワーカー)の家庭訪問を経て、生活・資産状況などの調査を受けなければなりません。
調査内容を元に、保護の可否や支給額を審査し、保護費を支給するかどうかを決定します。支給が決定したあとも、受給中は収入状況申告や定期訪問があり、自立に向けた支援も行われます。
6. まとめにかえて
生活保護の申請を検討する際は、まず居住地の福祉事務所で相談することから始めましょう。
申請前に預貯金や不動産などの資産整理、他の給付制度の確認、親族からの援助可能性を十分検討することが重要です。
寒冷地にお住まいの方は、10月~4月頃に追加支給される冬季加算の存在も把握しておきましょう。
参考資料
柴田 充輝