10月17日は貯蓄の日です。老後の安心のために「3000万円」という金額を目標に掲げる人もいるのではないでしょうか。
しかし、実際にその金額を貯めるのは簡単ではありません。J-FLEC(金融経済教育推進機構)の最新調査によると、60歳代の二人以上世帯で3000万円以上の貯蓄がある世帯は全体の20%に留まっています。
年代別の貯蓄実態から、計画的な資産形成の重要性を探ってみましょう。
1. 【単身世帯(おひとりさま)】貯蓄額の「平均」と「中央値」一覧表
J-FLEC(金融経済教育推進機構)の「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」を参考に、単身世帯の年代ごとの貯蓄額の平均値と中央値を見てみましょう。
- 20歳代:平均値161万円・中央値15万円
- 30歳代:平均値459万円・中央値90万円
- 40歳代:平均値883万円・中央値85万円
- 50歳代:平均値1087万円・中央値30万円
- 60歳代:平均値1679万円・中央値350万円
- 70歳代:平均値1634万円・中央値475万円
日本企業の多くは、年を重ねるごとに年収が増える年功序列型です。そのため、年代が高くなるほど貯蓄額の平均値と中央値が上昇しています。