1.3 チェックポイント3:親族などから援助を受けられるか

父母や子ども、兄弟といった扶養義務者から支援を受けられる場合には、まずその援助を優先することになります。

ただし、この援助はあくまで可能な範囲で行われるものであり、扶養義務者がいることだけを理由に生活保護が受けられなくなるわけではありません。

1.4 チェックポイント4:他の社会保障制度からの支援を受けられるか

年金や各種手当といった他の社会保障制度から給付を受けられる場合には、それらをまず優先的に利用することになります。

上記4つの手段を活用してもなお、世帯収入が最低生活費に届かないときには、不足分を補うために生活保護として、以下の扶助が支給されます。

【生活保護の種類と内容】

  1. 生活扶助:日常生活に必要な費用(食費・被服費・光熱費など)
  2. 住宅扶助:アパートなどの家賃
  3. 教育扶助:義務教育を受けるために必要な学用品費
  4. 医療扶助:医療サービスの費用
  5. 介護扶助:介護サービスの費用
  6. 出産扶助:出産費用
  7. 生業扶助:就労に必要な技能の習得などにかかる費用
  8. 葬祭扶助:葬祭費用

なお、日常生活に必要な費用を補う「生活扶助」は、2025年10月から500円が加算されることになっています。