3. Z世代の「電話の代替手段」、テキストコミュニケーションが主流となるワケ
それでは、Z世代は電話の代わりに何を使っているのでしょうか。
3.1 Z世代の94.6%がLINEを利用!「電話の代替手段」はメッセージアプリ
回答結果「普段電話の代わりに何を使っていますか?」
- LINE:94.6%
- Instagram:66.0%
- Jiffcy:42.9%
- X:7.6%
- Messenger:4.1%
- Discord:2.0%
- TikTok:1.2%
- その他:0.6%
「普段電話の代わりに何を使っていますか?」という質問に対し、94.6%が「LINE」と回答。次いで「Instagram」が66.0%をマークしており、日常的なコミュニケーションツールとしてメッセージアプリが圧倒的に利用されているとわかります。
回答のなかには、Z世代の間で普及しはじめているテキスト通話アプリ「Jiffcy」もランクイン。電話とメッセージの中間的なコミュニケーション手段として浸透しつつあるようです。
文字でのやりとりは「自分のタイミングで返せる」安心感があります。LINEやInstagramは単なる便利さからではなく、自分や相手の時間を尊重するコミュニケーションの形として受け入れられているのかもしれません。
3.2 テキスト通話を選ぶ理由は「緊張」の有無、電話の裏返しともいえるホンネ
回答結果「電話よりもテキスト通話を選ぶ理由は何ですか?」
- 緊張しないから:63.6%
- まわりに話し声が聞かれないから:44.4%
- 話したいことが伝わりやすいから:39.9%
- 相手の声を気にしなくていいから:31.8%
- 慣れているから:26.8%
- 相手の機嫌がわかりやすいから:13.1%
- 時間があまり奪われないから:10.6%
- その他:8.0%
電話よりもテキスト通話を選ぶ理由として最も多かったのは「緊張しないから」(63.6%)。電話が苦手な理由と共通しています。全体として、心理的ハードルの低さが大きな背景となっているようです。
次の章では、Z世代を含む日本国内での通話量の変化を総務省のデータから紐解いていきましょう。