1. 【独身女性】老後にかかる生活費はいくら?
独身の場合、自分の生活費は自分で稼ぐ必要がありますが、いずれはリタイアして年金や貯蓄で生活費を賄うことになります。
では、老後の生活費は、どの程度かかるのでしょうか。総務省や厚生労働省が公表している資料より、単身世帯の家計収支を確認してみましょう。
1.1 平均的な支出はいくら?
総務省が毎月公表している「家計消費単身モニター調査」(2025年6月)によると、勤労者世帯の65~69歳以上の女性の消費支出は月16万3948円です。内訳を確認してみましょう。
【内訳】
- 食料:4万1054円
- 住居:1万9105円
- 光熱・水道:9730円
- 被服及び履物:8951円
- 保健医療:7662円
- 交通・通信:2万627円
- 教養娯楽:約1万5632円
- その他:3万1586円
単身勤労者世帯女性の支出(20代から60代まで)は30~34歳が最も多く、23万8356円です。次は50~54歳で22万324円となっています。
これらはあくまで平均値であり、個人のライフスタイルによって各項目の費用は大きく変動します。また、一般的に年齢が進むにつれ、支出は減少していきます。
しかしながら、70歳手前で16万円の支出があること、また医療や介護の費用などを考えると、70歳以降も大きく減少する可能性は低いと考えられます。
生活水準を下げることが難しいのは広く知られるところですが、老後資金を考えるときは、こうした支出傾向を前提にすることもポイントになります。
1.2 平均的な収入はいくら?
私たちが受け取れる年金は、これまでの就労形態や加入していた制度によって異なります。では、収入はどのくらいになるのでしょうか。
ここでは、厚生労働省年金局が公表している「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」より、年金平均月額を確認してみます。
【厚生年金(会社員・公務員など)】
- 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
- 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
- 〈女性〉平均年金月額:10万7200円
【国民年金(自営業・フリーランスなど)】
- 〈全体〉平均年金月額:5万7584円
- 〈男性〉平均年金月額:5万9965円
- 〈女性〉平均年金月額:5万5777円
女性の厚生年金額が、全体平均より少ないのは、結婚等で退職する女性の年金額も含まれているためと考えられます。