3. 【貯蓄額】専業主婦と共働き、平均貯蓄額に意外な差

続いて、貯蓄額の状況を確認していきましょう。

共働き世帯と専業主婦世帯の平均貯蓄額

共働き世帯と専業主婦世帯の平均貯蓄額

出所:総務省「2024年(令和6年)家計調査/ 貯蓄・負債編 二人以上の世帯 詳細結果表(8-9表)」をもとにLIMO編集部作成

【世帯タイプ:平均貯蓄額(万円)】

  • 夫婦共働き世帯:1556万円
  • うち夫婦共働き(妻の収入1~7万9999円未満):1419万円
  • うち夫婦共働き(妻の収入8万円以上):1512万円
  • 夫のみ有業の世帯(専業主婦世帯に相当):1772万円

夫だけが働いている世帯の平均貯蓄額は1772万円で、共働き世帯の1556万円よりも約216万円高い結果となりました。

また、共働き世帯の中では、妻の収入が年間8万円以上(月に約6700円以上)の場合に1512万円、1万円~7万9999円の世帯では1419万円となり、その差はおよそ93万円です。

ただし、いずれのケースでも専業主婦世帯の貯蓄額には及んでいません。

つまり、年収面では共働き世帯が優勢である一方、貯蓄額については専業主婦世帯のほうが多いという結果が示されています。

4. 将来のライフプランは家族で話し合っておこう

本記事では、共働き世帯と専業主婦世帯の平均年収や貯蓄額について見てきました。

最近では、「結婚しても仕事を続けたい」「子育てが落ち着いたらまた働きたい」と考える方が増えているようです。

こうした傾向の背景には、将来の生活資金に対する不安が大きく影響していると考えられます。

働き方に正解はありませんが、今の収支や将来のライフプランについては、早いうちから家族で話し合い、準備していけると安心ですね。

参考資料