新しい1年がはじまりました。今週から仕事はじめの方もいたかもしれません。来月は2ヶ月に一度の年金支給月でもあり、15日の支給日を心待ちにしている方もいることでしょう。
一方で、将来ご自身が受け取る年金額について、具体的に把握している方は意外と少ないのではないでしょうか。
この記事では、公的年金の基本的な仕組みから、厚生年金と国民年金の平均的な受給額までを詳しく解説します。
さらに、65歳以上の高齢者世帯のリアルな家計収支データもご紹介しますので、ご自身のセカンドライフを考えるきっかけにしていただければ幸いです。
1. 厚生年金と国民年金、しくみは2階建ての構造
公的年金は「2階建て構造」などと表現されます。
これは、1階部分にあたる「国民年金(基礎年金)」、2階部分にあたる「厚生年金」から成り立つためです。
1.1 1階部分:国民年金の概要
- 加入対象者:原則として日本に住む20歳以上から60歳未満の全員
- 年金保険料:全員一律、ただし年度ごとに改定あり(2025年度月額:1万7510円)
- 受給額:保険料を40年間欠かさず納付すれば満額(2025年度月額:6万9308円)
1.2 2階部分:厚生年金の仕組み【国民年金への上乗せ】
- 加入対象者:会社員や公務員、またパートなどで特定適用事業所(※1)に働き一定要件を満たした人
- 年金保険料:収入に応じて(上限あり)変わる(※2)
- 受給額:加入期間や納めた保険料により個人差あり
※1 特定事業所:1年のうち6カ月間以上、適用事業所の厚生年金保険の被保険者(短時間労働者は含まない、共済組合員を含む)の総数が51人以上となることが見込まれる企業など
※2 厚生年金の保険料額:標準報酬月額(上限65万円)、標準賞与額(上限150万円)に保険料率をかけて計算される
国民年金には、日本国内に住む20歳以上60歳未満の全員が原則加入し、一律の年金保険料を納めます。
一方で厚生年金は、会社員や公務員などが国民年金に上乗せして加入し、収入に応じた年金保険料を納めるしくみです。
