【年金の平均受給額一覧表】《令和シニアのふつう》はいくら？60歳代・70歳代・80歳代「厚生年金と国民年金」をチェック！【次回の年金支給日は10月15日】

3. 【国民年金】令和シニア世帯「60歳代・70歳代・80歳代」平均年金受給額はいくら？

先ほど厚生年金受給者の平均年金受給額（月額）を確認しましたが、会社員や公務員経験がない人は厚生年金を受け取れません。受給できるのは国民年金のみです。

では、国民年金の平均受給額はいくらなのでしょうか。

厚生労働省年金局「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によると、国民年金の年齢別に見た平均年金受給額（月額）は以下のとおりです。

年齢別老齢年金受給権者数及び平均年金月額

国民年金の平均受給額は、月5～6万円ほどとなっています。

厚生年金受給者の平均受給額は月14～16万円ほどだったため、国民年金のみを受給する人の老後収入はかなり少額であることがわかります。

そのため、会社員や公務員経験がない自営業者夫婦などが年金のみで老後生活を過ごすことは、一般的に難しいでしょう。

本記事では令和シニアの「厚生年金と国民年金」の平均受給額を確認しましたが、年金受給額は人によって異なります。

とくに厚生年金は、現役時代の平均年収と勤務期間などによって受給額が決まるため、人による受給額の差は大きいです。

そのため、まだ年金受給を開始していない人は、今のうちから受給額を確認しておきましょう。

日本年金機構の「ねんきんネット」を利用すれば、これまでの年金加入記録をもとに受給額をシミュレーションできます。

ご自身の年金見込額を確認したうえで、老後生活の備えをはじめてみてはいかがでしょうか。

苛原寛