6. 年金が足りない!どうすれば?
年金がいくらあれば安心かは、個人の状況によって異なります。しかし、ほとんどのケースで現役時代よりも収入が減ることを想定すると、よほど生活費のダウンサイジングができない限り、年金が足りないケースは多くなるでしょう。
備えのひとつとして、まずは年金をできるだけ増やす方法を知っておきましょう。
老齢厚生年金の金額は、現役時代の働き方や収入等によって決まります。
老齢厚生年金額 = 報酬比例部分※+経過的加算+加給年金
※報酬比例部分とは、次のAとBの合計
- A(2003年3月以前):平均標準報酬月額×7.125/1000×2003年3月までの加入期間の月数
- B(2003年4月以降):平均標準報酬額×5.481/1000×2003年4月以降の加入期間の月数
そのため、加入する年金や加入年数、あるいは現役時代の収入によって異なるのです。年金を増やしたい場合は、昇進や転職などがカギになることもあるということです。
参考までに、厚生労働省が公表した資料から、多様なライフコースに応じた年金額を紹介します。