秋風が心地よい季節、皆さんはどんなふうに過ごしていますか?これからの季節は、落ち着いて将来のお金を考える良い機会かもしれません。
現在の年金受給者の平均月額は、国民年金で約5万8000円、厚生年金で約14万6000円となっています。
平均寿命が男性81歳、女性87歳の時代において、65歳で退職すると15~20年以上の老後期間が発生します。
厚生労働省の資料を見ると、年金だけですべての支出をまかなうのは現実的ではありません。必要最低限の基礎生活費を年金でまかないつつ、娯楽費や医療費は自助努力で準備する必要があります。
今回は、平均年金受給額や用意すべき老後資金の目安などを解説します。
1. 国民年金と厚生年金の平均受給額はいくら?あなたの老後をチェック
まずは厚生労働省の資料を参考に、現在年金を受給している人が「どのくらいの金額をもらっているのか」を確認しましょう。
国民年金・厚生年金の平均受給額は、以下のとおりでした。
人によっては、「年金だけですべての支出をまかなう」のは難しいでしょう。老後生活の基本的な考え方は、基礎生活費を年金でまかなうことです。娯楽費用や医療・介護費などは、別途自助努力で用意する必要があります。