3. 必要な老後資金はいくら?
将来の生活費や寿命は正確にわからない以上、必要な老後資金を事前に知ることはできません。
基本的には黒字家計を維持しつつ、想定よりも長生きしてしまう事態を想定したうえで、着実に準備を進める必要があります。
J-FLEC(金融経済教育推進機構)が行った調査によると、20~70歳代の方が考えている「必要な老後資金」は以下のとおりでした。
- 20歳代:1512万円
- 30歳代:2024万円
- 40歳代:2304万円
- 50歳代:1916万円
- 60歳代:2110万円
- 70歳代:1738万円
実際に老後生活が近づいている、またはすでに突入している60~70歳代の方の回答が、より実態に近いといえそうです。そのため、1800万~2100万円程度のレンジが、目安とすべき老後資金の目標値になります。
公的年金は、老後生活において頼れる収入であることに間違いはありません。しかし、経済的な不安を軽減するために、NISAやiDeCoなどの優遇制度を活用した資産形成も大切です。
できるだけ長く働いて老後そのものを短くしつつ、早い段階で老後に向けた備えを進めることが、安心につながります。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)
厚生労働省や保険業界・不動産業界での勤務を通じて、社会保険や保険、不動産投資の実務を担当。FP1級と社会保険労務士資格を活かして、多くの家庭の家計見直しや資産運用に関するアドバイスを行っている。金融メディアを中心に、これまで1000記事以上の執筆実績あり。保有資格は1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、社会保険労務士、行政書士、宅地建物取引主任士など。合同会社柴田人事労務オフィス代表社員。
監修者
マネー編集部年金班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、地方自治体の公務員や生命保険会社等の金融機関にて勤務経験が豊富な編集者が中心となり、厚生労働省や官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度などをテーマに、丁寧で読者にとってわかりやすい記事の情報発信を行っています。
マネー編集部年金班に所属する編集者は日本生命保険相互会社出身の村岸理美、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか等のファイナンシャルアドバイザー経験者等で構成されており、表彰歴多数の編集者も複数在籍しており、豊富な金融知識をもとにした記事に定評があります。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。(最新更新日:2025年6月8日)