3.3 年金から天引きされる介護保険料

65歳以上になると、介護保険料を単独で支払うことになります(それまでは健康保険料に上乗せする形で納付)。金額は居住地や所得によって異なります。

一例として、東京都江戸川区では所得段階が19段階設けられており、あてはまる段階に応じた保険料を納めることになります。

なお、要介護認定などを受けて介護状態になっても、介護保険料は一生涯支払うことになります。

3.4 年金から天引きされる国民健康保険料

国民健康保険に加入する年金生活者の場合、国民健康保険料も年金から天引きされる可能性があります。

お住まいの自治体によって、所得割の税率や均等割額が異なります。

3.5 年金から天引きされる後期高齢者医療保険料

原則として75歳を迎えると誰もが後期高齢者医療制度に加入し、その保険料も要件を満たせば年金から天引きされます。

所得割と均等割にて算出され、都道府県によって若干異なります。

ここまで年金から天引きされる可能性のあるお金についてみていきました。

天引きにはそれぞれ要件があるため、誰もが対象になるわけではありません。

ただし、年金の額面と手取り額が異なることは一般的であるため、手取り額までしっかり想定しておいた方が安心でしょう。

では、平均的な年金の支給額はどれほどなのでしょうか。