3.3 【80歳代】国民年金・厚生年金の平均受給額

【80歳代】国民年金・厚生年金の平均受給額

【80歳代】国民年金・厚生年金の平均受給額

出所:厚生労働省「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」をもとに筆者作成

  • 80歳:厚生年金15万1580円、国民年金5万6736円
  • 81歳:厚生年金15万3834円、国民年金5万6487円
  • 82歳:厚生年金15万6103円、国民年金5万6351円
  • 83歳:厚生年金15万8631円、国民年金5万8112円
  • 84歳:厚生年金16万59円、国民年金5万7879円
  • 85歳:厚生年金16万1684円、国民年金5万7693円
  • 86歳:厚生年金16万1870円、国民年金5万7685円
  • 87歳:厚生年金16万2514円、国民年金5万7244円
  • 88歳:厚生年金16万3198円、国民年金5万7076円
  • 89歳:厚生年金16万2841円、国民年金5万6796円

国民年金(老齢基礎年金)の満額は、2025年度時点で月額で6万9308円(※)なので、実際には、これよりも少ない額を受け取っている人が大多数です。

※日本年金機構「令和7年4月分からの年金額等について」

厚生年金は現役時代の年収や加入期間が年金額に反映されるので、収入が高く、長期間加入していた人ほど多く受け取れます。また、国民年金との受給額の違いにも注目です。

とくに厚生年金ですが、男女の受給額には大きな差があります。これは、かつての男性中心の正社員雇用制度や、女性の短時間労働・非正規就労が影響していることが考えられます。

現在は、結婚・出産を経ても勤務を継続する女性が増加するだけでなく、年収や勤務時間など一定の条件を満たすパート・アルバイトも厚生年金に加入できるよう制度が見直されています。

男女間の差は徐々に縮小する可能性があるでしょう。