2. 狭小戸建が増加した4つの理由
狭小戸建が増加する背景には、第一に不動産価格の高騰があります。また、現代の家族構成や住宅ニーズの変化も関係しています。ここでは、狭小戸建が都市部で増加している背景として考えられる4つの理由を解説します。
2.1 不動産価格の高騰
不動産価格の高騰により、広い土地を取得するハードルが高くなっているのが、第一の要因と考えられます。首都圏の不動産価格は年々高騰しています。
不動産価格が高騰すれば、その地域で広い住宅を購入するハードルは高くなるため、相対的に面積の狭い住宅を選択する方が増えると想定されます。
2.2 住宅の資産性を増加
国土交通省「令和5年度 住宅市場動向調査報告書」によると「将来、売却した場合の価格が期待できる」ことを住宅選択の決め手としている方が過去3年で増加傾向です。
不動産価格が高騰する中で、不動産の資産価値を重視する方も増えていると考えられます。資産価値を重視すれば、将来の発展が期待できる都心部の高地価・高価格な物件に目が行くのは必然です。
高騰する中で都心部の物件を狙うとなれば、広い家を取得するのは難しくなるでしょう。結果として、狭小でも都心部で購入可能な物件を選んでいる方が増えていると考えられます。
著者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか・日本生命保険相互会社出身の村岸理美などを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
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