しかし、シクリカル性のある資産は安いところかい高いところで売るというトレーディングの戦略が一般的には機能します。
ドルコスト平均法が投資初心者向けで語られる以上、その投資は長期投資が前提であろうかと思います。
そうしたケースでは、短期では価格変動が大きくても、長期的に資産価格が上昇する資産を選ばないと運用では怪我をします。
日本株は身近なアセットクラスです。日本株の代表的な指数はTOPIXですが、その動きを長期で見ると典型的なシクリカル資産の値動きを示しています。
これは、米国を代表するS&P500などのシクリカルグロースのアセットとは異なる動きをしています。
2018年1月から始まったつみたてNISAでは選んだ投資対象によっては含み損を抱えている投資家もいるかもしれません。ドルコスト平均法にはこれまでみてきたような良さもありますが、今回指摘したような欠点もあります。今一度整理するのが良いかもしれません。
マネー編集部
執筆者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
日本生命保険相互会社出身の村岸理美・三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやかなどを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
執筆・編集した記事は、累計で1億PVを超える実績があり、Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。老後の生活設計、年金制度の最新動向、ライフイベントに備えた資産形成などに強みをもつ。
メンバー全員が【1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)】【2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)】【CFP®資格】【一種外務員資格(証券外務員一種)】などの専門資格を保有し、実務から得た知識をもとに、複雑なお金の問題を「わかりやすく、正確に」伝えることに注力している。
信頼される一次情報に基づいた、実生活に役立つお金のコンテンツを発信していきます。(最新更新日:2025年6月9日)