2. 女性管理職が抱える現実的な負担も
一方で、女性管理職が抱える現実的な負担も浮き彫りとなっています。
「管理職になってよかった点」と「管理職としての悩み」について、リアルな声をそれぞれ見ていきましょう。
2.1 管理職になってよかった点(リアルな声)
- 年収が上がった(50.7%)
- 自分の成長を実感できた(34.5%)
- 社内でのキャリアパスが明確になった(34.3%)
- 意識を持って仕事に取り組むようになった(32.6%)
- 自分の考えや意見が尊重されるようになった(27.0%)
- ロールモデルとして組織の多様性推進に貢献できるようになった(20.9%)
2.2 管理職としての悩み(リアルな声)
- 業務量が多い(37.2%)
- 責任の重さに対するプレッシャー(31.3%)
- 時間に余裕がない(29.5%)
- 部下の指導・育成がうまくいかない(26.7%)
- 仕事と家庭・プライベートの両立が難しい(22.8%)
- 他部署や上司・部下との調整に苦労する(22.8%)
一概にポジティブな面だけとはならず、二面性をはらんでいることがわかります。女性に限らず、中間管理職では独特の悩みを抱えることも少なくなく、働き方の柔軟性や支援体制の整備が重要だと言えるでしょう。