【70代夫婦】年金生活の「リアルな懐事情」を徹底解説!《貯蓄・年金・生活費》平均はいくら?年金だけで足りているのか?
貯蓄の「平均・中央値」はいくら?
Jokiewalker/shutterstock.com
70歳代になると、主な収入が厚生年金や国民年金などの公的年金になる世帯が多いです。
健康状態が良好で家庭の事情に支障がなければ働くことも可能ですが、難しいケースも増えてくるでしょう。
では、公的年金だけで老後の生活費をまかなうことはできるのでしょうか。
その答えを知るには、公的年金の「平均受給額」や、毎月の「家計収支」を知る必要があります。
そこで本記事では、70歳代の二人以上世帯の平均貯蓄額や公的年金の平均受給額、家計収支について詳しく解説していきます。
1. 【70歳代二人以上世帯】平均貯蓄額・中央値はいくら?
金融経済教育推進機構(J-FLEC)が公表している「家計の金融行動に関する世論調査(2024年)」によると、70歳代の二人以上世帯の貯蓄額は、平均値が1923万円、中央値が800万円です。
平均値とはデータの値の合計をデータの個数で割った値で、中央値とはデータの値を小さい順に並べたときに、ちょうど真ん中になる値のことをいいます。
平均値はデータの中に極端に大きなまたは小さな値があると、その影響を受けやすく実際の平均とはかけ離れることがあります。
しかし、中央値は影響を受けにくいため、実際の平均に近い数値となります。
そのため、実際の平均を知るには中央値の方が適しているとされています。
70歳代二人以上世帯の平均貯蓄額は、800万円程と見るとよいでしょう。
では、貯蓄額ごとの世帯割合も確認していきましょう。
もっとも多いのは「貯蓄ゼロ」の世帯で、全体の2割以上を占めています。
しかし一方で、「3000万円以上」の貯蓄を持つ世帯も約2割存在することから、資産の多い世帯と少ない世帯に大きな開きがあることが分かります。
さらに、「100万円未満」が5.4%、「100〜200万円未満」が4.9%など、貯蓄額が比較的少ない世帯も存在する一方、「1000〜1500万円未満」が10.2%、「2000〜3000万円未満」が8.9%など、まとまった貯蓄を持つ世帯も存在します。
このように、70歳代の二人以上世帯の貯蓄額は、家庭により大きく異なっています。
※貯蓄額には、日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。
著者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士、日本FP協会認定AFP、一種外務員資格(証券外務員一種)、日本商工会議所簿記検定試験2級、年金アドバイザー3級。JAバンク(金融窓口業務)や税理士事務所、また医療系公益財団法人で社会保険関係・給与計算関係・雇用保険関係・福利厚生関係などを行う。結婚を機に退職し、現在は自分らしい働き方を探し金融系・保険関係ライターとして執筆活動中。お金に関する知識を詳しくわかりやすく伝えることをモットーとする。
監修者
私たちは、保険会社・大手銀行・証券会社など金融機関での勤務経験を有したメンバーで構成する、株式会社モニクルリサーチ運営の『LIMO(リーモ)〜くらしとお金の経済メディア〜』のマネー編集部です。
三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子・株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵・SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか・日本生命保険相互会社出身の村岸理美などを中心としたメンバーで構成。それぞれが大手金融機関にて主にリテール・法人・富裕層向けの資産にまつわるアドバイス業務を経験。主に国内外株式の仲介、国内外の債券、投資信託、生命保険の販売業務に従事し、トップセールスで多数の表彰歴を持つ人や、研修講師として年間100回超の登壇経験を持つ元研修講師なども在籍。
専門性の高いテーマで年間8000本以上の企画・執筆・編集・監修の実績があり、特に以下の分野を中心に、厚生労働省・金融庁・総務省などの官公庁の一次情報をベースに記事を企画・執筆・編集している。
【主な執筆分野】
公的年金制度(厚生年金保険・国民年金)、社会保障制度、相続・贈与・退職金、NISA・iDeCoなどの税制優遇制度、資産運用・資産形成・保険など
執筆・編集した記事は、累計で1億PVを超える実績があり、Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数達成。老後の生活設計、年金制度の最新動向、ライフイベントに備えた資産形成などに強みをもつ。
メンバー全員が【1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)】【2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)】【CFP®資格】【一種外務員資格(証券外務員一種)】などの専門資格を保有し、実務から得た知識をもとに、複雑なお金の問題を「わかりやすく、正確に」伝えることに注力している。
信頼される一次情報に基づいた、実生活に役立つお金のコンテンツを発信していきます。(最新更新日:2025年12月7日)