3.3 《富裕層の特徴3》「最新の情報」「正しい情報」を把握する
世の中にはさまざまな情報が溢れています。
スマホやパソコンなどを通して、ご自身でさまざまな情報を得ることができるでしょう。
富裕層の方は「最新の情報」や「正しい情報」を把握することを習慣化している傾向にあります。
「どこの機関が出している情報なのか」「信用できる情報源なのか」など、シビアに情報の内容を見定めます。
なぜなら、制度や法律、トレンドなど、さまざまなジャンルにおいて、時代の流れと共に変化する傾向にあるからです。
富裕層の方の多くは、「最新の情報」「正しい情報」を把握したうえで、疑問が解消できなかったり、より専門的な見解を知りたかったりする場合は、それぞれの専門家に聞いて「納得したうえで決める」というスタンスを持っている特徴があります。
4. 物価高を考慮したうえで「資産形成」について考えてみましょう
今回は、内閣府が公表した2014年~2025年における日本の消費者物価や、株式会社野村総合研究所の調査結果をもとに、日本で増加傾向にある純金融資産保有額が「1億円以上の富裕層」や「5億円以上の超富裕層」について解説しました。
内閣府は、消費者物価(生鮮食品及びエネルギーを除く総合)の先行きについて、当面上昇していくことが見込まれているとしています。
「家計の状況」や「保有している資産のバランス」を把握して、今必要な資金と今後必要になる資金がいくらなのか計算してみるとよいでしょう。
ご紹介した、富裕層が資産を増やすために行っている「3つ特徴」を参考に、物価高を考慮したうえで「資産形成」について考えてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 株式会社野村総合研究所「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」
- 内閣府「月例経済報告 2025年6月11日公表」
- 内閣府「主要経済指標 2025年6月公表」
- 金融庁「⾜元の預⾦動向の実態把握と⾦利上昇との関係にかかる分析」
- 厚生労働省「毎月勤労統計調査 令和7年5月分結果速報」
- 厚生労働省「令和7年度の年金額改定についてお知らせします~年金額は前年度から 1.9%の引上げです~」
- 総務省「2020年基準 消費者物価指数 全国2025年(令和7年)5月分」
安達 さやか