2. 【シミュレーション結果】積立投資「毎月5万円」でいくらになるか
金融庁が公開する「つみたてシミュレーター」を活用して、月5万円を15年間積み立てて、年利1%~5%で運用した場合の最終的な資産額をまとめました。
まずは、想定利回りを1~5%とした場合、新NISAの積立投資で資産をどのくらい築けるのか、以下の前提条件をもとにシミュレーションをしていきましょう。
- 50歳から65歳までの15年間で老後資金をつくる
- 積立額は毎月5万円
- 投資信託は「安定的な運用」を重視した1~5%の商品
想定利回り:資産評価額(元本部分は900万円)
年1%:970万6000円
元本部分900万円に対して、運用益は71万円となります。1%程度の低利率では、投資収益は限定的です。
年2%:1048万6000円
年利2%で運用すると、15年後の累積の運用益はおよそ149万円となります。資産全体のおよそ15%が運用益によって生まれる計算です。
年3%:1134万9000円
年3%なら、最終的にはおよそ235万円の運用益がうまれます。複利効果により、利回りが高いほど最終的な資産総額は大きくなることがわかります。
年4%:1230万5000円
投資元本900万円に対して、運用益は約330万円です。総資産の25%強が運用益によって生まれる計算となります。
年5%:1336万4000円
15年間にわたり毎月5万円を積み立てた場合、元本900万円に対して、シミュレーション通り、もしくはそれ以上の資産を築ける可能性があります。
しかし、預貯金と違い、投資にはリスクが伴うことも忘れてはなりません。
例えば、年利5%程度のリターンを期待する一方で、同じくらいの5%程度の損失が発生する可能性もあることを理解しておく必要があります。