おひとりさま世帯では、どれほどの貯蓄が保有されているのでしょうか。
2025年6月20日に公表された消費者物価指数によると、2025年5月における総合指数は111.8(2020年=100)となっており、前年同月比3.5%も上昇しています。
物価上昇が続くなかで、貯蓄のモチベーションを維持するのは簡単なことではありません。
そこで、同世代が保有する貯蓄額を知ることで、やる気を高めるのもひとつです。単身世帯の貯蓄平均額は989万円、中央値は100万円でした。しかし、年代別に見ると大きな違いがあるものです。
この記事では、20~70歳代のおひとりさま世帯における貯蓄の実態を紹介します。
1. 【20~70歳代】貯蓄額の実態を見る
金融経済教育推進機構が公表しているデータをもとに、おひとりさま世帯における金融資産保有平均額を「年代別に」見てみましょう。
1.1 「おひとりさま世帯」金融資産保有額の平均値
- 20歳代:161万円
- 30歳代:459万円
- 40歳代:883万円
- 50歳代:1087万円
- 60歳代:1679万円
- 70歳代:1634万円
平均額にフォーカスをあてると、およそ年代に比例して平均貯蓄額が増加していることがわかります。50歳代で1000万円を超えるようですね。
しかし、中央値を見るとその実態は大きく異なってきます。