1.3 「おひとりさま世帯」金融資産保有額の中央値

  • 20歳代:15万円
  • 30歳代:90万円
  • 40歳代:85万円
  • 50歳代:30万円
  • 60歳代:350万円
  • 70歳代:475万円

60歳代までは中央値が100万円に満たないことがわかります。

平均額と中央値に大きな乖離が発生する要因として、「資産を多く持つ一部の世帯が平均額を引き上げている」ことが考えられます。

つまり、貯蓄がある世帯とない世帯の格差が激しいということです。

2. 【おひとりさま世帯】貯蓄ゼロの割合もこんなに

もうひとつ注目したいのが、貯蓄ゼロという世帯の割合です。

  • 20歳代:36.6%
  • 30歳代:33.4%
  • 40歳代:33.3%
  • 50歳代:40.2%
  • 60歳代:27.7%
  • 70歳代:27.0%

どの年代も、2割を超える世帯で金融資産を保有しておらず、50歳代ではその割合が40.2%にもなりました。

なお、本調査における「金融資産」には日常的な出し入れ・引落しに備えている普通預金残高は含まれません。しかし、「平均手持ち現金残高」は以下のようになっています。

  • 20歳代:55万円
  • 30歳代:60万円
  • 40歳代:53万円
  • 50歳代:44万円
  • 60歳代:60万円
  • 70歳代:43万円

夏のボーナスを手にしたという方も多いと思いますが、計画的な貯蓄が重要になってくるでしょう。