ミドリムシを活用した食品や化粧品を開発、販売するバイオテクノロジー企業。ユーグレナの給料はどのくらいか企業年収給与研究シリーズ

シリーズでお伝えしている「企業年収給与研究」。最新の有価証券報告書をもとに注目企業の従業員の年収・給与や従業員数を見ていきましょう。今回はミドリムシを活用するバイオベンチャー企業であるユーグレナです。

ユーグレナの平均年間給与はいくらか

ユーグレナ（提出会社）の2018年9月30日時点での平均年間給与は578.3万円と500万円を超えています。また、従業員の平均年齢は37歳8ヶ月で30歳を上回っています。平均勤続年数は3年0ヶ月となっています。

有価証券報告書の提出会社（単体）の従業員数は2018年9月30日時点で170名。単体で100人以上の従業員数がいます。単体のセグメント別従業員数は以下の通りです。

また、連結の従業員数は355名。セグメントごとの内訳は以下の通りです。

ユーグレナ（連結）の業績推移についても見ておきましょう。

まず、売上高ですが、過去5年をみると増収傾向が続いています。2014年9月期に30億円であった水準が、2018年9月期には151億円となっています。

また、経常利益または経常損失についても、2014年9月期には1億円の水準であったものが、2017年9月期には12億円になるなど、増益傾向にありましたが、2018年9月期には10億円の損失となっています。

投資家が重視する「ボトムライン」でもある親会社株主に帰属する当期純利益または親会社株主に帰属する当期純損失は、2014年9月期には1億円であったものが、その後は増益傾向が継続し、2017年9月期には7億円となりました。しかし、2018年9月期には12億円の損失となっています。

年収や給与といった金銭面での条件は仕事をする人にとっては誰もが気になる要素ではないでしょうか。金銭面での処遇以外にも、働きがいや働きやすさといった職場環境が大事なのは言うまでもありません。

ただ、年収や給与などの「お金」の話は親しい仲でも聞きにくいというのが実際ではないでしょうか。こうしたデータが就職活動や転職活動の参考になれば幸いです。

平均年間給与は、賞与及び基準外賃金を含んでいます。また、従業員数は就業人数です。基本的には、社外からの出向者を含み、社外への出向者は含みません。

日本証券業協会によれば、有価証券報告書は「金融商品取引法に基づいて上場会社が事業年度ごとに作成する会社内容の開示資料です。株式を上場している会社は、各事業年度終了後、3か月以内に財務局長および上場証券取引所に有価証券報告書の提出が義務付けられています」とされています。

LIMO編集部