1.1 【大学無償化制度】対象となる学生は?
大学無償化制度の対象となるのは、次の条件をいずれも満たす学生です。
- 世帯収入や資産要件を満たしている
- 学ぶ意欲がある
世帯収入の条件としては、住民税非課税世帯またはそれに準ずる世帯である必要があります。
学ぶ意欲については、成績だけで判断されるのではなくレポートなどでも確認が行われます。
1.2 【大学無償化制度】支給額は世帯収入によって異なる
大学無償化制度では、世帯収入によって第Ⅰ区分から第Ⅳ区分の4つに分けられ、区分ごとに支給金額が異なります。
第Ⅰ区分は住民税非課税世帯が該当し、もっとも手厚い支援を受けられます。
例えば、父(会社員)・母(専業主婦)・学生本人(18歳)・兄弟(中学生)の4人家族で、学生が私立大学に入学し一人暮しをする場合、世帯収入が約270万円までであれば第Ⅰ区分に該当し、限度額いっぱい支援を受けられます。
また、同じ家族構成の場合、年収が約300万円までは第Ⅱ区分に該当し、上限額の3分の2の金額が支給され、年収が約380万円までは第Ⅲ区分に該当し上限額の3分の1の金額が支給されます。