日本では、資産を多く保有する富裕層が注目されますが、世代や世帯構成ごとに貯蓄額を見ていくと、家計の実態は単純ではないとわかります。
本記事では、2024年度の調査データをもとに、富裕層の動向と一般世帯の貯蓄状況を紹介します。
※金額等は執筆時点での情報にもとづいています。
1. 日本の「富裕層+超富裕層」は全世帯の約3%
株式会社野村総合研究所が公表した「野村総合研究所、日本の富裕層・超富裕層は合計約165万世帯、その純金融資産の総額は約469兆円と推計」によると、2023年の富裕層・超富裕層の世帯数は合わせて165万3000世帯にのぼります。
日本の総世帯数(5570万4000世帯)をふまえると、富裕層・超富裕層は全体の約3%となります。
ここでいう富裕層・超富裕層とは、純金融資産(金融資産から負債を差し引いた額)が、下記の世帯を指します。
- 超富裕層:5億円以上
- 富裕層:1億円以上5億円未満
純金融資産とは、預貯金や有価証券、投資信託などの金融資産から負債を差し引いたもので、不動産などの実物資産は含まれません。