1.2 「所得税および復興特別所得税」

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老齢年金は「雑所得」として扱われ、所得税も天引きされます。

また、所得税とともに「東日本大震災からの復興のための施策を実施するために必要な財源の確保に関する特別措置法」にもとづく復興特別所得税も課税されます。

1.3 「健康保険料・後期高齢者医療制度の保険料」

基本的に、国民健康保険や後期高齢者医療制度(※)の保険料も年金から自動的に天引きされるしくみになっています。

※後期高齢者医療制度:加入対象は75歳以上のすべての人。一定の障害がある人は65歳以上で加入できる

1.4 「介護保険料」

介護保険料は、64歳までは健康保険料と一緒に納めます。

しかし、65歳以降は単独での支払いとなります。

年金の年間支給額が18万円以上の場合、介護保険料は年金から自動的に天引きされます。

また、「要支援」や「要介護」と認定されて介護サービスを利用し始めた場合、介護保険料の支払い義務は一生涯続くことに注意が必要です。