3. 【老後も働く方が増加傾向に】就業している65歳〜69歳の方の割合は52.0%
物価高が続いているため、「年金のみで老後生活を送ることが難しい」傾向にあります。
内閣府が公開した「令和6年版高齢社会白書 1 就業・所得」を確認すると、老後も働く方は増加傾向にあります。
具体的には、就業している65歳〜69歳の方の割合は52.0%となっています。
ライフスタイルや資産などの状況に応じて、働いて収入を得ながら年金生活を過ごすという選択肢もあるでしょう。
4. 天引き後の「年金の手取り」を考慮して《老後の生活設計》を立てましょう
今回は、年金から差し引かれる税金や保険料について見ていきました。
年金を受給している方は、「年金振込通知書」で税金や社会保険料などの控除額を確認できます。
2024年度から新たに森林環境税が「年額1000円」徴収されるようになるなど、年金に関する制度や法律が新しくなるケースもあります。
老後の生活設計を立てる際は、天引きされる税金や社会保険料、年金の手取りがどれくらいあるのか把握しておくことが大切です。
参考資料
- 日本年金機構「年金振込通知書」
- 内閣府「令和6年版高齢社会白書 1 就業・所得」
- 総務省「森林環境税及び森林環境譲与税」
- 日本年金機構「年金から介護保険料・国民健康保険料(税)・後期高齢者医療保険料・住民税および森林環境税を特別徴収されるのはどのような人ですか。」
マネー編集部年金班