2.2 実際の振込額は通知書で確認するようにしよう
年金額の計算は制度上の基準に基づいて行われますが、実際に振り込まれる金額はそこから各種の控除が差し引かれた「手取り額」になります。
主な控除項目は以下の項目です。
- 所得税
- 介護保険料(65歳以上)
- 後期高齢者医療保険料(75歳以上または対象者)
- 住民税(課税世帯の場合)
これらの控除後の金額が、通知書には2か月ごとの支給予定額として記載されています。老齢年金の「額面」と実際の「受取額」に違いが出るのは、このためです。
2.3 年金の振込スケジュールも明記
年金は、偶数月の15日(2月・4月・6月・8月・10月・12月)に、2か月分まとめて支給されます。
2025年度前半の支給スケジュールを例に挙げると、
- 4月15日(火):2月・3月分(2024年度の年金額)
- 6月13日(金):4月・5月分(2025年度の年金額)
このように、改定後の年金を実際に受け取るのは6月の支給日です。
6月に届く通知書には、7月から翌年6月までの支給予定額と振込スケジュールが載っているため、今後の資金管理の参考にできます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
元銀行員/一種外務員資格(証券外務員一種)/LIMOマネー編集部金融ライター
一種外務員資格(証券外務員一種)。大学卒業後、株式会社三菱UFJ銀行にて後方事務や法人営業部門のアシスタント事務を経験。その後、三井住友信託銀行に転職し、資産運用アドバイザー業務に約10年間従事。
15年以上にわたり金融機関に在籍し、現役世代からシニア層、富裕層まで延べ1000名以上の個人顧客に対し、資産運用コンサルティングや承継対策を提案。表彰歴多数。現在は、株式会社モニクルリサーチが運営する、くらしとお金の経済メディア『LIMO(リーモ)』、専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』にて企画・執筆・編集・監修を幅広く担当。
15年以上の金融機関キャリアに加え、自身も20年以上の投資経験(投資信託・株式・FX・金など)を持つ。金融のプロ・現役投資家・生活者(出産・育児経験)の3つの視点から、年金制度の仕組み、社会保障、NISAや住宅ローン、相続まで分かりやすく解説。Yahoo!ニュース経済カテゴリでアクセスランキング1位を多数獲得。【2026年6月29日更新】