3. 【65歳以上】就業率は何パーセント?70歳代前半でも33.5%
最近では長く働き続けるという人もいます。
内閣府の「令和5年版高齢社会白書(全体版)」によれば、就業率は以下のとおりです。
3.1 65歳以上の就業率
- 65〜69歳:50.8%
- 70〜74歳:33.5%
- 75歳以上:11.0%
いずれの年代も基本的に就業率は増えており、70歳代前半でもおよそ3人に1人が働いています。
4. まとめにかえて
65歳以上の「貯蓄額・生活費・年金月額・就業率」をみてきましたが、実際には個人差があります。
平均を確認したら、自身について以下を確認してみるといいでしょう。
- 自身の年金見込み額はいくらか
- 老後の生活費で赤字は出るか。出るならどれくらいか
- 老後資金でいくら貯蓄が必要か
- 老後資金のために毎月いくら貯蓄が必要か
老後資金を増やす方法として、年金受給額は現役時代の加入状況が反映されますから、現役時代のうちから将来の年金額を増やす働き方を考えるのも一つです。
また就業率も上がっていますから、長く働き続けられるキャリアを考えることで、老後に対して少し安心感も出るでしょう。
ただいつまで元気に働けるかはわからないので、貯蓄を用意したり、また資産運用でお金に働いてもらったりするのも一つです。
資産運用はリスクがありますが、「お金に働いてもらう」選択肢がもてるのはメリットです。個人によってとれるリスクや合う・合わないがありますので、情報収集をしてみるといいでしょう。
参考資料
- 内閣府「令和5年版高齢社会白書(全体版)」
- 厚生労働省年金局「令和5年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況」
- 総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 総務省統計局「家計調査報告(貯蓄・負債編)2024年(令和6年)平均結果の概要(二人以上の世帯)」
宮野 茉莉子