年金は6月支給分より2025年度の年金額が支給となり、厚生年金と国民年金は1.9%増額となります。

物価高などにより増額となった年金ですが、マクロ経済スライドの調整により実質的には目減りです。

厚生労働省「令和6年(2024)人口動態統計」によれば、令和6年の出生数は68万6061人で70万人割れとなり、日本の少子化は進んでいます。

今後少子高齢化が進む可能性を考えても、年金だけには頼らず老後資金に備えたいでしょう。

ただ老後のお金事情については想像しにくいところもあると思います。

今回は65歳以上の「貯蓄額・生活費・年金月額・就業率」に視点をあてて、その平均をみていきましょう。

1. 【65歳以上】月の生活費と年金受給額は平均でいくら?

まずは、65歳以上の二人以上無職世帯の生活費をみていきましょう。

総務省統計局の「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」によれば、生活費は以下のとおりです。