3. 【60歳代後半・70歳代前半・75歳以上】家計収支の平均はいくら？
65歳以上の家計収支について、総務省統計局「家計調査報告 家計収支編 2024年(令和6年)平均結果の概要」をもとに確認していきます。
3.1 「60歳代後半・70歳代前半・75歳以上」実収入
- 65～69歳：30万7741円（うち社会保障給付21万6915円）
- 70～74歳：27万5420円（うち社会保障給付21万7558円）
- 75歳以上：25万2506円（うち社会保障給付20万7623円）
3.2 「60歳代後半・70歳代前半・75歳以上」支出合計（非消費支出・消費支出）
- 65～69歳：35万2686円（4万1405円、31万1281円）
- 70～74歳：30万3839円（3万4824円、26万9015円）
- 75歳以上：27万3398円（3万558円、24万2840円）
家計収支において、年代が上がるほど収入が減っていることがわかります。
たとえば年金部分は21万円前後となっており、年代による大きな差はありませんが、仕事による収入などで差が出る可能性が考えられます。
また支出に関しても、年代が上がるほど減っているのがわかります。
60歳代後半と70歳代前半では、毎月の支出に約5万円の違いが生じています。
しかし、生活費は急に抑えられるものでもありません。
そのため、現役時代のうちから通信費や電気料金などのプラン、サブスクの見直し、また家賃や車にかかる費用などを抑えるなどして、固定費を見直していけるとよいですね。
無理な節約は続きにくいので、ライフスタイルに合った節約を目指していくとよいでしょう。
