【6月支給分から2.7％も増額の給付金】2カ月に1度もらえる給付金「老齢年金生活者支援金」とは？【公的年金】「国民年金と厚生年金」の平均年金月額はいくら？

4. 【公的年金】「国民年金と厚生年金」の平均年金月額はいくら？

厚生労働省の「令和5年度　厚生年金保険・国民年金事業の概況」を参考に、国民年金と厚生年金の平均年金月額を見てみましょう。

国民年金・厚生年金《平均月額と個人差》

国民年金（老齢基礎年金）の平均受給額は月5万円台、厚生年金（国民年金部分を含む）では月14万円台とされており、実際の年金額には大きな個人差があります。

このばらつきは、働き方（正社員・パート・自営業など）、厚生年金の加入期間や賃金水準、国民年金の納付状況など、多くの要因によって左右されます。

たとえば、月25万円以上の厚生年金を受け取っている人は、長期にわたって高収入かつ厚生年金に継続的に加入していた可能性が高いと考えられます。

一方で、月額2万円未満の年金しか受け取れない方もおり、こうしたケースでは、非正規雇用が中心だった、あるいは保険料の未納・免除が多かったといった背景が想定されます。

こうした低年金の方の暮らしを支える仕組みとして、「年金生活者支援給付金」は大切な役割を果たしていると言えるでしょう。

なお、この給付金は申請が必要な制度のため、注意が必要です。