2. 50歳代で貯蓄ゼロの割合は?
では、50歳代で貯蓄ゼロの世帯はあるでしょうか。
先ほど同様、金融経済教育推進機構が公表する「家計の金融行動に関する世論調査 2024年」で割合を確認していきます。
単身世帯と二人以上世帯に分けてチェックしましょう。
2.1 単身世帯の場合
単身世帯の場合は、金融資産を保有していない貯蓄ゼロ世帯が全体の40.2%を占めています。
さらに、100万円未満と回答した世帯が13.1%あるので、半数程度の世帯が貯蓄ゼロに近い可能性があります。
急な支出などに対応できるかなど心もとないでしょう。
2.2 二人以上世帯の場合
二人以上世帯の場合は、全体の29.2%が貯蓄ゼロという結果でした。
100万円未満と回答したのが8.7%なので、貯蓄ゼロ世帯と合わせても38%程度と単身世帯と比較して貯蓄ゼロに近い世帯の割合は小さくなりました。
理由はさまざまですが単身世帯よりは貯蓄を備える意識が高い世帯が多いのかもしれません。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)