3. 50歳からできる老後対策
50歳代の平均貯蓄額などを確認し、老後資金対策を考える方もいるでしょう。
50歳からできる老後対策は、以下のとおりです。
- 国民年金保険料の未納分を追納可能期間であれば追納する
- 年金の繰下げ受給も考慮して働く期間や老後生活を考える
- できるだけ長く続けられる働き方を考える
- 預貯金以外にiDeCo、NISAの活用を検討する
- 生活のダウンサイジングをする
老後生活を考えるときは、主な収入源となる年金や生活費について考えていく必要があります。
たとえば、固定費を抑えるために50歳代から徐々にダウンサイジングしていくとよいでしょう。
また、長く働きつづけることで公的年金や貯蓄を増やすのも一つです。資産運用もリスクはありますが、効率的に貯蓄を増やせる場合もあります。
50歳代は、老後生活を考えるいいタイミングです。
これをきっかけに、一度老後生活について考え、今後どのような対策をしていくのか検討してみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子
執筆者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じ、個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズやライフプランにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用の提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』の編集長。LIMOでは厚生労働省、金融庁、総務省、財務省(国税庁)など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、年金制度の仕組み、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)、中学・高校社会科(公民)教員免許保有。3児のひとり親で趣味は音楽鑑賞と読書(2025年7月4日更新)