年金は2カ月に一度振り込まれるもの。
6月は2026年度の年金額の振り込みとなるため、基本的には年金を受け取っている方のもとに「年金振込通知書」が届く時期です。
この通知書には、年金額から社会保険料や税金を差し引いた後の「手取り(控除後振込額)」が記載されています。通知書で手取りを確認すると、これからの家計が考えやすくなります。
年金が暮らしの柱になる60歳代・70歳代では、年金と並んで「貯蓄」も気になるところ。今回は二人以上世帯の60歳代・70歳代について、貯蓄額の平均と中央値、そして年金振込通知書の詳細についてもみていきます。
1. 【60~70歳代夫婦】平均貯蓄額&中央値はいくら?
金融経済教育推進機構(J-FLEC)の「家計の金融行動に関する世論調査(2025年)」によると、二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)は、次のようになっています。
※金融資産保有額とは、預貯金だけでなく株式、投資信託、生命保険などを含んだ金額です。ただし、日常的に使う普通預金の残高は含まれていません。
1.1 60歳代・70歳代の貯蓄額(平均・中央値)
- 60歳代:平均2683万円/中央値1400万円
- 70歳代:平均2416万円/中央値1178万円
60歳代は平均2683万円に対して中央値1400万円、70歳代は平均2416万円に対して中央値1178万円。いずれも平均は2000万円以上、中央値は1000万円以上となりました。
では、「2000万円以上」を持つ世帯はどのくらいいるのでしょうか。同じ調査で「2000万円以上」(2000万円台と3000万円以上の合計)の割合をみると、60歳代で39.6%、70歳代で37.5%。およそ5世帯に2世帯が2000万円以上という計算です。まとまった蓄えがある世帯がいる一方、中央値は1000万円台で、世帯による開きが大きいことがうかがえます。
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆中。専門家と実務家が発信する金融経済ニュースサイト『LIMO&ファイナンス』でも副編集長として記事を執筆している。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2026年6月26日更新)
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)