2. 原則6月に届く年金振込通知書とは?手取り額を見て家計を考えよう
貯蓄とあわせて確認しておきたいのが、年金の「手取り」です。原則、6月に届く年金振込通知書を見ると、実際に振り込まれる金額がわかります。
2.1 年金から引かれるもの(社会保険料・税)を知る
年金振込通知書には、年金の支払額から、介護保険料や後期高齢者医療保険料・国民健康保険料、所得税・復興特別所得税、住民税・森林環境税などを差し引いた「控除後振込額(手取り)」が記載されています。つまり、額面の年金額がそのまま振り込まれるわけではありません。
2.2 手取りで、これからの家計を考える
大切なのは、額面ではなく「手取り」で家計を考えることです。
年金振込通知書で実際の振込額を確認し、毎月の生活費や貯蓄の取り崩しと照らし合わせてみましょう。なお、8月以降の社会保険料や税は予定額として記載され、確定額は市区町村からの通知で確認できます。年に一度、手取りを見直すきっかけにしたいものです。
3. まとめにかえて
二人以上世帯の貯蓄は、60歳代で平均2683万円・中央値1400万円、70歳代で平均2416万円・中央値1178万円。2000万円以上の世帯は4割近くにのぼる一方で中央値との差も大きく、世帯による開きがうかがえました。
6月は年金振込通知書が届く時期です。額面ではなく「手取り」で家計を見直し、貯蓄と合わせて、これからの暮らしを考えるきっかけにしてみてはいかがでしょうか。
参考資料
宮野 茉莉子
著者
株式会社モニクルリサーチ メディア編集本部
くらしとお金の経済メディア『LIMO』編集長/2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)
1984年生まれ。東京女子大学哲学科卒業後、2008年に野村證券株式会社に入社。2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)を保有し、支店にて国内外株式、債券、投資信託、保険商品などの販売を通じて個人顧客向け資産運用コンサルティング業務に従事し、個人のお金の悩みを解決してきた。特に投資信託や株式、債券などを用い、顧客ニーズにあわせた丁寧でわかりやすい資産運用提案が強み。
現在は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア~LIMO(リーモ)~』編集長。厚生労働省や金融庁など官公庁の公開情報等をもとに公的年金(厚生年金保険と国民年金)、社会保障制度、貯蓄、教育、キャリアなどをテーマに執筆。3児のひとり親で中学・高校社会科(公民)教員免許保有。趣味は音楽鑑賞と読書(2025年9月21日更新)
監修者
マネー編集部貯蓄班は株式会社モニクルリサーチが運営する『くらしとお金の経済メディア ~LIMO(リーモ)~』において、大手証券会社やメガバンク等の金融機関にて勤務経験のある編集者が中心となり、金融庁や総務省など官公庁の公開情報等をもとにお金の課題に寄り添う専門チームです。
主なメンバーは野村證券株式会社出身の宮野茉莉子、SMBC日興証券株式会社出身の安達さやか、地方自治体職員出身の太田彩子、株式会社三菱UFJ銀行と三井住友信託銀行株式会社出身の和田直子、株式会社三菱UFJ銀行出身の中本智恵、日本生命保険相互会社出身の村岸理美など。
編集者の多くは、金融機関にて個人リテール業務を経験。若年層からシニア層、富裕層に至るまで、幅広い顧客に対し、投資信託・保険を中心とした総合的なライフプランニングを実行してきた。なかには、リテール営業で社内トップの実績を持ち、行内で表彰された実力者も。人材育成や社内教育にも携わるなど、金融知識と実務経験の両面で信頼される編集者が在籍しています。
CFP®、1級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP1級)、2級ファイナンシャル・プランニング技能士(FP2級)、一種外務員資格(証券外務員一種)などの資格保有者も多数在籍。(最新更新日:2025年6月23日)