2.4 ライフプランシミュレーターの活用
ここまで、ライフプラン作成のステップを紹介してきましたが、1つ1つの工程は考えにくいものも多くあります。
金融庁HPには、いくつかの質問に答えるだけでライフプランを試算できるシミュレーターが用意されています。もし「簡単なものでも確認してみたい」と思われた方は、活用してみてください。
3. まとめにかえて
今回は、現役世代と老後の収支平均額を比較して紹介しました。
老後は支出金額が3割ほど減少する一方で、収入額も平均で3割以上の減少があることがわかります。老後になって起こる、収入や支出の変化に戸惑わないためには、早いうちから自身のライフプランを立てておくことが大切です。
自分のライフイベントや収支を確認することで、将来への不安が減少し、目標を明確にして生活を送ることが可能になります。
ライフプランを作成する際は、必要に応じてファイナンシャルプランナーなどの専門家に相談することも検討しましょう。お金に関する知識は専門的な分野であるため、資産運用や保険の選択、相続対策などではプロフェッショナルのアドバイスをもらうことも大切です。
参考資料
- 内閣府「令和6年度 高齢社会対策総合調査(高齢者の経済生活に関する調査)の結果(全体版)」
- 内閣府「家計調査報告 〔 家計収支編 〕 2024年(令和6年)平均結果の概要」
- 厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」
- 金融庁「ライフプランシミュレーター」
斎藤 彩菜