生活設計をするにあたり、気掛かりになる大きな事項の1つが「いつまでにいくらお金が必要か」という点ではないでしょうか。

内閣府が60歳以上の男女に対して行った高齢社会対策総合調査では「経済的に不安を感じる」と答えた割合が92.6%にも達しており、将来や老後に対する経済的な不安を持っていることがわかります。

よく「老後は現役時代の7割程度の支出で生活できる」と言われていますが、実際のところはどうなのでしょうか。今回は、年代別に見た「収入」と「支出」の実態から、老後に向けた適切なライフプランの立て方について考えていきましょう。