1.2 年代ごとの所得平均額

次に、世帯主の年代別の、1世帯ごと(および世帯人員1人当たりの)の所得状況です。

世帯主の年齢階級別の所得状況

世帯主の年齢階級別の所得状況

出所:厚生労働省「国民生活基礎調査の概況」

  • 40歳代:69万6000円(22万9400円)
  • 50歳代:75万8500円(30万9400円)
  • 60歳代:53万6600円(24万8400円)
  • 70歳代以上:38万1000円(19万3500円)

※()内が、世帯人員1人あたりの平均所得金額

世帯あたり、および人員1人あたりのどちらを見ても、ピーク時と比較して平均所得金額は7割を下回っていることがわかります。

現役を退いて年金収入に頼る生活になったり、子どもが独立したりすることで、所得が減少していると考えられます。

このように、老後は支出額が減少する一方で、収入額も同じように減少をしています。そのため、年代ごとの収支に合わせたライフプランを設計することが、非常に重要になります。