会社員や公務員などの「第2号被保険者」が厚生年金と国民年金を受け取れるのに対して、専業主婦などの「第3号被保険者」は国民年金しかもらえません。
では、第3号被保険者は実際にどれくらい年金をもらえるのでしょうか。
本記事では、意外と知らない専業主婦の年金受給額の実態を解説します。会社員や公務員として働いた経験がある場合の年金受給額も紹介するため、ぜひ参考にしてみてください。
1. 専業主婦は月にいくら年金をもらえるのか
さっそく、専業主婦の年金受給額を確認しましょう。厚生労働省によると、2025年度の国民年金満額支給額は月6万9308円となっています。
そのため、会社員や公務員経験がない専業主婦が20歳~59歳まで国民年金保険料を満額納めた場合、65歳からは毎月6万9308円の国民年金を受給可能です。
なお、給付額は年に1度改定がおこなわれるため、年度によって給付額は変わります。