4. 老後の収入をシミュレーションしよう
本記事で紹介した通り、専業主婦でも会社員や公務員経験があるかないかで年金の受給額は異なります。また、夫の平均年収や勤務期間も年金受給額に大きく影響します。
そのため、まずは夫婦でどのくらい年金を受け取れるのかシミュレーションをしましょう。
シミュレーションの結果、年金だけで老後生活ができるようであれば、貯蓄の必要性はそこまで高くありません。一方、年金だけで老後生活費を賄いきれないことがわかれば、今から急いで毎月の節約や資産形成を始める必要があります。
ぜひ、厚生労働省の年金シミュレーション機能などを利用して、将来の年金受給額を把握することから始めてみてください。
参考資料
苛原 寛
執筆者
1級ファイナンシャル・プランニング技能士。慶應義塾大学商学部会計ゼミにて会計を学んだ後、東京海上日動火災保険株式会社に就職。企業が事業活動を行ううえでの自然災害や訴訟に対するリスク分析・保険提案を3年間行う。「企業が倒産しない」・「事業で安定的に利益を出す」ための適切な保険でのリスクヘッジの提案に努めた。
特に、製造業者や工事業者に対する賠償責任保険や工事保険の提案が得意。取引先企業の社長・経理・人事・プロジェクト担当者など様々な部署への営業活動を行った。上場企業の新規事業に対する保険提案が評価され、全国社員への社内プレゼンを実施した経験もある。
また、1級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を活かし、取引先従業員に対するNISAやふるさと納税に関するセミナーの実施経験有。現在は、SNSやWebコンテンツを通じて金融情報の発信を支援する株式会社ファイマケの代表を務める。