3.2 【厚生年金】平均年金月額&受給額ごとの受給権者数(1万円刻み)

  • 〈全体〉平均年金月額:14万6429円
  • 〈男性〉平均年金月額:16万6606円
  • 〈女性〉平均年金月額:10万7200円

※国民年金部分を含む

  • 1万円未満:4万4420人
  • 1万円以上~2万円未満:1万4367人
  • 2万円以上~3万円未満:5万231人
  • 3万円以上~4万円未満:9万2746人
  • 4万円以上~5万円未満:9万8464人
  • 5万円以上~6万円未満:13万6190人
  • 6万円以上~7万円未満:37万5940人
  • 7万円以上~8万円未満:63万7624人
  • 8万円以上~9万円未満:87万3828人
  • 9万円以上~10万円未満:107万9767人
  • 10万円以上~11万円未満:112万6181人
  • 11万円以上~12万円未満:105万4333人
  • 12万円以上~13万円未満:95万7855人
  • 13万円以上~14万円未満:92万3629人
  • 14万円以上~15万円未満:94万5907人
  • 15万円以上~16万円未満:98万6257人
  • 16万円以上~17万円未満:102万6399人
  • 17万円以上~18万円未満:105万3851人
  • 18万円以上~19万円未満:102万2699人
  • 19万円以上~20万円未満:93万6884人
  • 20万円以上~21万円未満:80万1770人
  • 21万円以上~22万円未満:62万6732人
  • 22万円以上~23万円未満:43万6137人
  • 23万円以上~24万円未満:28万6572人
  • 24万円以上~25万円未満:18万9132人
  • 25万円以上~26万円未満:11万9942人
  • 26万円以上~27万円未満:7万1648人
  • 27万円以上~28万円未満:4万268人
  • 28万円以上~29万円未満:2万1012人
  • 29万円以上~30万円未満:9652人
  • 30万円以上~:1万4292人

厚生年金の平均受給額は、全体では月額14万円台ですが、男女別に見ると男性が16万円台、女性は10万円台となっており、その差は顕著です。

この違いは、現役時代の収入や就労年数といった働き方の違いが大きく影響していると考えられます。

自身の将来の受給額を把握するには、「ねんきん定期便」や「ねんきんネット」を活用するのが有効です。

早めに状況を把握し、老後に向けた資金計画を具体的に立てていきましょう。

3.3 【年金の実質目減りは続く】年金以外の備えは何がある?

2025年度の年金支給額は、前年度比で1.9%引き上げられています。

とはいえ、近年の急激な物価高には追いついておらず、受給者にとっては実質的な負担が増しているといえるでしょう。

また、前述のとおり年金の平均受給額が十分とは言い難く、年金収入だけで生活していくことに不安を抱える方も少なくないはずです。

こうした状況を踏まえ、年金以外の手段で備えるために、以下の点を意識しておくことが大切です。

  • 貯蓄を計画的に増やす
  • 万が一に備えた保険の検討をする
  • シニア世代でも働き続けられる健康やスキルの確保しておく

加えて、長寿化が進む現代においては、「資産を長く持たせること」が重要な課題となっています。そのため、資産運用を活用してお金を効率的に増やし、将来への備えを強化することも一つの有効な手段です。

このような考え方を取り入れることで、老後の暮らしに対する安心感を高めることができるでしょう。