シニアのおひとりさまは年々増加へ。70歳代単身世帯の「平均貯蓄額」と「平均年金月額」はいくら？厚生年金・国民年金の平均受給額は

3. 老後生活の柱「厚生年金と国民年金」の平均月額はいくら？

老後の生活の基盤となる公的年金ですが、その平均的な受給額はどの程度か気になるところです。

厚生労働省年金局が発表した「令和5年度厚生年金保険・国民年金事業の概況」によれば、厚生年金と国民年金の平均月額は以下のようになっています。

国民年金の平均年金月額

厚生年金の平均年金月額

※国民年金部分を含む

国民年金の平均受給額はおよそ5万円、厚生年金は約14万円となっています。ただし、年金の金額は加入状況によって個人差があります。

国民年金は保険料が一律ですが、厚生年金は会社員や公務員などの収入に応じて保険料が決まるため（上限あり）、受給額にも大きな差が出るのが特徴です。

老後の資金計画を立てる際には、まず毎月の生活費をしっかり把握することが重要です。将来の年金見込み額は「ねんきんネット」や「ねんきん定期便」を活用して確認しておくことをおすすめします。