もうすぐ4月15日の年金支給日です。
年金は基本的に2ヶ月に1度だけの支給なので、この日を心待ちにしているシニアも多いでしょう。
現役世代の方は、この日どれほどの年金が支給されているのかあまり知らないかもしれません。
厚生年金の平均年金月額は14万6429円(2023年度末時点。国民年金を含む)だったので、およそ30万円というのが1回あたりの支給平均額となります。
しかし、この金額が丸ごと振り込まれるわけではありません。
給与からさまざまなお金が天引きされるように、年金からも税金や社会保険料が天引きされるケースが多いのです。
年金から天引きされるお金について、詳しく見ていきましょう。
1. 年金から「天引き」される可能性があるお金4つ
老齢年金から天引きされる主なお金は、次の4つです。
- 介護保険料
- 国民健康保険料または後期高齢者医療保険料
- 個人住民税および森林環境税
- 所得税および復興特別所得税
それぞれの概要と天引き対象になる人を見ていきましょう。