1. 50歳代の働く世帯《ほんとうの貯蓄額はいくら?》貯蓄と負債の平均とは
まずは現役時代のラストスパート期ともいえる50歳代(50歳~59歳)のデータから。
子育てや住宅ローンの支払いがひと段落する世帯も増える50歳代は、サラリーマンであれば年収がピークを迎える人が多いと言われる年代と言われます。
そのため、この時期からリタイアに向けて本格的に資産形成を検討する人もいるかもしれませんね。
今回調査対象となった50歳代世帯の平均年収は869万円、世帯主の平均年齢は54.1歳、世帯主の配偶者のうち女性の有業率は64.8%です。
1.1 50歳代の貯蓄平均・資産の内訳
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貯蓄:1701万円
- 金融機関:1614万円
- 通貨性預貯金:551万円
- 定期性預貯金:399万円
- 生命保険など:377万円
- 有価証券:286万円
- 貸付信託・金銭信託:4万円
- 株式:121万円
- 債券:35万円
- 投資信託:127万円
- 金融機関外:87万円
- 金融機関:1614万円
1.2 50歳代世帯の負債
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負債:734万円
- 住宅・土地のための負債:667万円
1.3 50代「ほんとうの貯蓄額」
貯蓄から負債を差し引いた、50歳代世帯の純貯蓄額(=ほんとうの貯蓄額)は967万円となりました。
1701万円-734万円=967万円