2. 老後対策にNISAを活用すべき理由とは?

少子高齢化に伴って、今後は年金の支給水準が落ちる可能性があります。公的年金の破綻はほとんどあり得ないとはいえ、社会保障給付の縮小は覚悟しなければなりません。

NISA(少額投資非課税制度)は、老後資金対策として有効な選択肢です。通常の投資では運用益(配当金や売却益)に対して20.315%の税金が発生しますが、NISAを利用すれば運用益に対して一切税金がかかりません。

老後対策にNISAを活用すべき理由

老後対策にNISAを活用すべき理由

出所:金融庁「NISAとは」

つまり、通常の投資よりも20.315%分、有利に投資できます。メリットを享受できるのは「運用益が出たとき」ですが、配当金や分配金のようなインカムゲインを非課税で受け取れるため、年金の上乗せとなる収入を得る手段として活用できるでしょう。

また、金融商品の中でも、株式はインフレに強い特徴があります。預貯金だけでなく、保有している資産に株式を組み込むことで、インフレに負けない家計運営が可能になります。